精神科外来・精神科訪問診療のさくらクリニック

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諦めること

暖かな正月の昼過ぎ、初詣の列に並んでいた小さい子が「ゾウさんになりたいってお願いしようかなあ」と手袋をもてあそびながら母親の顔を見上げ話をしていた。

小さい頃、願い事は沢山あった。厳密には願い事、”なりたい・したい”ではなく”なれる・できる”と信じて疑わなかった。仮面ライダーの変身ベルトをつければ悪の組織と戦うヒーローになれたし、人生ゲームの札束で億万長者になれた。「ゾウさんになりたい」が頭に引っかかり、お賽銭を放った後、何をお願いしようか一瞬動きが止まってしまった。もう仮面ライダーにはなれないし、新しい洗濯機が欲しいが買うのは自分だ。腰の痛みを感じることも増えたが運動不足が原因なのはわかっている。思えばここ数年「諦めること」の方が増えてきた。諦めるの語源は「明らむ(明らかにすること、つまびらかにすること)」であると聞いたことがある。仏教用語での「諦」は「事実をありのままに観察すること」として大切な位置付けで、一般的に遣われているネガティヴな意味は含まれていないらしい。カウンセリングでも、諦めること=明らかにすることを通して、不快に感じるもの、執着しているもの、それでも諦めきれないもの、気づいていなかった気持ち、心地よく感じる体験や本当の願いが現れてくることも少なくない。諦めには辛さを伴うことも多いが、様々なものが明らかになるプロセスとも言える。もう仮面ライダーを夢見ないのは、倒せば解決するようなわかりやすい悪の組織はないし、正義の味方であっても暴力は許されない。年金は支払われなさそうだし、何よりバイクの免許を持っていない。そういったことが明らかになってきたからだ。

前回、前々回のコラムでも発散方法を知ることや自分の気持ちの変化を知ることの大切さが述べられていた。これらは自分のことを明らかにしてく作業とも言える。

自分自身のこと、対人関係、困りごと、モヤモヤしていること、鬱々としている気持ち。それらを明らかにしていくためにカウンセリングルームの利用をご検討ください。

被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 一日も早く日常が戻るよう祈っています。 (結城)

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